各種データを用意 | 清水健太郎の教育研究・補助教材サイト

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各種データを用意

各種データを用意

アプリをAppStoreで公開する場合、以下のようなデータが必要になります。

  • アプリのアイコン
  • 画面イメージのスクリーンショット
  • プログラムバイナリをZIP圧縮したデータ

アプリのアイコン

アプリのアイコンを用意しましょう。まずはiPhone等のホーム画面で表示されるアイコンです。iPod touchやiPhone 3GSまでは57pxのアイコンでしたので、そこまでの端末が対象ならば、57pxのアイコンだけでOK。もしiPadも対象なら72px、iPhone4も対象なら114pxという大きなサイズのアイコンも必要になります。これらの各種サイズのアイコンをpng形式で保存し、以下のようにResoursesフォルダにドラッグ&ドロップします。

次に、上記で取り込んだpngを、Resourcesフォルダ内のinfo.plistでアイコンとして設定します。info-plist内のicon fileにファイル名を直接記述して下さい。もし複数サイズのファイルがある場合は、icon fileの上で右クリックし、Add Rowを選ぶと行を追加でき、icon filesを選ぶとそのicon files内で更に複数のアイコン設定が行えるようになります。

これでアイコンの設定は終わりです。処理が正常に行われていれば、ホーム画面に設定したpngでアイコンが表示されるはずです。

そして、もう1種類アイコンが必要になります。512x512pxの画像。これはiTunes Connectでアプリを申請する際に必要になりますが、これはinfo-plistなどに登録する必要はありませんので、とりあえず作ってデスクトップなどにでも保存しておいて下さい。

画面イメージのスクリーンショット

AppStoreでアプリをダウンロードする時、どのアプリでも実際に起動すると「こんなイメージですよ」というスクリーンショットが見られると思います。このスクリーンショットは、まずiPhone等をMacに接続した状態でオーガナイザを開きます。そしてScreenShotsのCaptureというボタンを押すと、その時のiPhone等の画面状態がキャプチャされます。あとは、オーガナイザ画面の左側にどんどん保存されていく画面キャプチャを、デスクトップ等にドラッグ&ドロップで保存してあげて下さい。

プログラムバイナリをZIP圧縮したデータ

ここからが、ちょっと複雑です。完成したプログラムバイナリを圧縮したいのですが、まずは色々と確認を。まずは先ほどアイコンを設定した時のinfo-plistで、以下の赤丸部分をチェックして下さい。

  • 日本AppStore向けなら、Localization native development regionをJapanに。
  • Bundle display nameには、ホーム画面で表示したいアプリ名。
  • Bundle identifierに他の開発者と被らない識別ワードを。
  • Bundle Nameにアプリ名。

続いてプロジェクトメニューから「プロジェクト設定の編集」を選び、構成タブを表示します。現在表示されているReleaseを複製し、その名前を「Distribution」に変更して下さい。そしてビルドが使用するコマンドラインも、いま作成したDistributionに設定します。

ここまできたら、いよいよビルドです。ビルドメニューからビルドを実行。

問題なく成功した場合は、プロジェクトが保存されているフォルダ内の「build」フォルダの中に、「Distribution-iphoneos」というフォルダが出来ます。これがプログラムバイナリになりますので、このファイルを右クリックして「~を圧縮」を選択します。

尚、Provisioning Profilesには【Developer】と【Distribution】があります。プログラムバイナリ作成時には、【Distribution】を選択しないと、ビルド時に警告が出てしまいますので、ご注意下さい。